Webデザイナー検定(CG-ARTS)を受験する方、勉強方法を知りたい方向けの記事です。
実際にWebデザイナー検定ベーシック&エキスパートを同日ダブル受験し、両方合格したわたしの経験からオススメの勉強方法等をご紹介します。
※この記事は2022年1月現在の情報を元に作成してます。
とりあえず勉強方法だけ知りたいという方は「具体的な勉強方法」までお進み下さい。
もくじ
Webデザイナー検定とは
公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)という協会が主催している画像を中心とした情報分野のスキルアップを図る検定試験のひとつがWebデザイナー検定です。
“コンセプトから運用まで『Web制作』の知識の習得を評価する検定”と公式でうたわれています。
わたしが勉強、受験した印象は、HTML/CSSの知識を問われるというよりは企画からデザイン、コーディング、公開、解析等、Web制作の一連の流れについて必要な知識を問われるような内容です。(HTML/CSSの知識も多少問われます。)
出題範囲、試験要項、受験料、日程等詳細はCG-ARTS公式サイト(https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/web/)にてご確認下さい。
Webデザイナー検定に合格するメリットはあるのか
はっきり結論を申し上げると、Webデザイナー検定に合格するメリットはほぼ無いと言って間違いないかと思います。
ネット上やYouTubeでも多くの現役バリバリのWebデザイナーさんが仰っているようにWebデザイナーに資格は必要無く、実績が全てというのが現実です。
ただわたしが「ほぼ無い」という言い方をしたのには理由があります。
・Webデザイナーとして駆け出しの時期、Webデザインの学習中におけるモチベーションアップに繋がる。
・知り合い経由や何かしらのカタチで全くWeb制作の知識が無いクライアントから依頼を受けるもしくは、依頼を検討される段階において少し信頼度が上がる可能性がある。
メリットと言えるかどうかはわかりませんが、少なくともわたしはこういった理由(+自己満足)で受験しました。
具体的な勉強方法
前提として
勉強方法の紹介の前に前提としてわたしはWebデザイナー検定受験数ヶ月前に会社員として平日仕事をしながらテックアカデミーWEBデザインコースの全カリキュラム、課題を終了していました。
本でもスクールでもなんでも良いと思いますがWebデザイナーの基礎とHTML/CSSの習得をしている状態からであれば2週間程勉強すれば会社員として働きながらでも十分合格レベルに達する事ができました。
勉強方法
それではわたしが実践した勉強方法の紹介です。
まずはCG-ARTS公式サイト(https://www.cgarts.or.jp/kentei/about/web/)から過去2回分の過去問と正答をダウンロードし、全て印刷しました。
想像をはるかに上回るボリュームで用紙もインクも大量に消費したので、これから実行される方は用紙もインクも十分に用意しておく事をオススメします。あと多枚数に対応できるホッチキスも必要です。
そして公式のエキスパート対応テキスト『Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで-』のkindle版を購入しました。スタンダード対応のテキスト『入門Webデザイン』もありますがこちらは購入していません。本屋さんにはほぼ置いてないと思いますのでネットで購入されると良いかと思います。
※最新版は公式サイトにて紹介されてますので十分ご確認下さい。
まずは過去問。ひとつひとつ問題に対する答えを考え出してみて正答と照らし合わせる、という事を2回分の過去問すべて行いました。
この時点ではベーシックはある程度わかるけど、エキスパートは到底このままでは合格などできるわけないというレベルでした。
次にテキスト。上記紹介した 『Webデザイン -コンセプトメイキングから運用まで-』 を最初から最後まで読みました。この時に、過去問に出ていたところ等は注意、意識して十分理解を深めながら読み進めるとポイントが頭に入りやすいです。
各用語の説明も載っているので、わからないものはひとつひとつ理解しながら読んでいきます。全て覚えられなくてもとりあえずその時点では理解、納得しながら読んでいく事が大事です。
それと、CG-ARTS検定ではWebデザイナー検定以外の検定との共通問題として著作権の問題が出題されます。これに関しては特段学習したり、何らかのカタチで知識を得ていなければ全然わからないのではないかと思います。わたしはそうでしたので、テキストをしっかり読んで理解して覚えようとしましたがなかなか難しかった印象があります。難しいと感じた方はできるだけテキストをしっかり読んでおくと良いと思います。
そしてもう一度過去問。一通りテキストを読んだらもう一度戻って過去問をやりました。当然といえば当然ですが、最初にやった時よりわかるし理解できるようになっています。ベースのテキストの全体像がなんとなく頭に入ってる状態で改めて過去問をやってみると出題の意図や傾向がよりつかみやすいです。
わたしが受験までにやった勉強は以上です。仕事から帰ってからの時間や土日の休みに勉強すること2週間程でした。もし余裕があればさらにテキストを何回か読み返すことができればより合格率は高くなると思います。
ちなみに参考までにわたしの自己採点の結果はベーシックが90%以上、エキスパートが80%以上でした。(合格ラインは両方70%以上。)
文字よりも聞いた方がわかりやすい、という方は自己採点をした時点で公開したYouTube動画もありますのでもしよければ下記ご参照下さい。
【YouTube】Webデザイナー検定ベーシック&エキスパート受験後自己採点した結果
Webデザイナー検定受験当日の心構え
Webデザイナー検定の試験は4~6択程度の選択式です。過去問とテキストでしっかり勉強しておけば、試験時間はわりと十分にあると思いますので、落ち着いてしっかり問題文や選択肢を読み、まずは消去法で正答ではないと思われる答えをはぶいていき、さらによく読んで正答を導き出していくスタイルでひとつひとつ慎重に進めていくのみです。
Webデザイナー検定勉強方法まとめ
- Webデザイン、HTML/CSSの基礎習得済が前提。
- 過去問→テキスト→過去問。(仕事しながら約2週間程。)
簡潔に要約するとこんな感じです。
これからWebデザイナー検定を受験させる方の参考になれば幸いです。
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